マーケティングSTP分析 - Air bnb
レゴマインドストームのSTP分析に続き、旅行界のイノベーターAir bnbの分析を行います!
マーケティングの分析手法STPによる分析 - 思考の軌跡 試行の足跡
シリコンバレーのYコンビネーター出身の宿仲介サービス。
自宅を好きな期間、旅行者に有料で貸し出すことができるサービスです。(貸し出す人向けの保険もあるようです)
完全貸し切りから家族ありの一部屋貸し出しまで地元目線での旅行を低価格で楽しめるサービス。
・セグメンテーションの軸
住む場所:地元の人、国内外の旅行者
年代:20代、30代、40代、50代
旅行の目的:旅行先で地元民のように過ごしたい、旅行先で名所旧跡を巡りたい
価格:高い、安い
(1Kから豪邸まであるためシングルか複数人かはセグメントしていないと考えました)
・ターゲッティング
国内外旅行者で、旅行先で地元民のように安く過ごしたい20代、30代の人
・ポジショニング
地元感⇄旅行感
安い ⇄高い
地元感があって安い:Air bnb(ホームステイ型もあり) マップの右上のイメージ
地元感があって高い:既存の仲介業者を通したホームステイ
旅行感があって安い:ユースホステル(旅行者同士の繋がり)
旅行感があって高い:ホテル
ある程度若くて地元の方の生活に関心の高く、安く旅行したい人向けのサービスというポジショニングをしていると思いました。
これができるまでは、安く旅行をするといえば、ユースホステルのみだったところに切り込んでいったのではと思いました。
ちなみに、使っていないときに無駄だから貸して収入を得るという考え方は、Amazonがパイオニアのクラウドサービス、AmazonWebServiceに似たビジネスプランかと思います。Amazonではクリスマス商戦でクラッシュしないスペックでサーバーを持っていましたが、他の企業に余っている領域を貸し出したのがこのAWSの始まり。(ただ、クラウドという言葉自体はGoogleのエリックシュミットが言い出した言葉です)
また、Air bnbはシリコンバレーのYCombinator(スタートアップ養成期間)出身の企業ですが、最近YCライバルの500startupsがMister bnbというゲイの方専用のAir bnb型のサービスも展開し始めているそうです。ゲイの方がホームステイ型のAir bnbを使い差別的なトラブルが発生することが多かったのが原因のようです。
これもセグメントを更にセグメントしてターゲッティングしたニッチインニッチの事例かと思いました。
以上です!